整備記録 エンジン

二号機エンジンを久しぶりに(二ヶ月ぶりに)かけようとしたら、キックがおりません。「・・・」初めは何が起こっているのかわかりませんでしたが、次第にある言葉が浮かんできました。「圧縮あります、キック降ります」(某オークションの決まり文句)焼きついてピストンが動かなくなったというのはよく聞きますが、室内保存でシリンダが錆びたというのはよくあることなのでしょうか?

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とりあえず出来ることは・・・ネットで検索している間に効果があるであろうCRCをプラグをはずしてしておきました。

 

ネットの検索の結果、一番効果がありそうなのは「ピストンをハンマーでやさしく叩く」です。シリンダーヘッドをはずしてもピストンとシリンダーが固着している以上これしか方法がないのでしょう。「加減しながらハンマーで叩く、CRCを浸透させる」30分位かかり、分離することが出来ました。

↑よくみると汚い!調子が良かったため整備をしなかったのがいけませんでした。

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シリンダーには錆びのかたまりが付着しています。

ピストンには固着した除隊から無理やり引き剥がしたので縦傷がついてます。

  一号機のエンジン

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リングの下まで茶色くなっているのは、リングが使用限界に達しているからのようです。

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リングは表から見ると、2nd、TOPとで厚さに変わりが無いように見えますが、裏から見ると2ndの方が厚いのがわかります。仮に間違えたとしても、TOPに2ndのリングは入らないから大丈夫とYSPでアドバイスをいただきました。これをピストンに装着するのに苦労しました。古いリングは外すとき割れてしまったので、新しいリングが割れたら大変です。

しかし、結論から言うと、ちょっとやそっとのことでは割れることはありません。特に2ndは多少無理をしなければ装着できませんでした。ネットで見たやり方は駄目ですね。勇気をもってちょっとリングを広げながら装着しました。オイルを塗ってからの作業なので手はギトギトですし、何回も失敗しているので装着途中の写真をとる余裕なしです。

Dsc00452ピストンにピストンピンを入れ、サークリップで固定するときは必ず中ににサークリップ等が落ちないようにタオルなどで保護しながら作業を進めます。初めて腰上を分解したとき、運悪くスタッドボルトが折たことがあります。そのとき、かなり大きなボルトの一部の破片を中に落としてしまいました。最悪、クランクを割ることまで検討しましたが、ペンライトで照らしながら長めの割り箸にガムテープをひっくり返しでぐるぐるにまき、ボルトの破片にくっつけて取り出すことに成功しました。

中に落とすと面倒です。

シリンダーに若干傷があったので600番の耐水ペーパーでクロスに研いておきました。

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  小さい部品を注文するのが億劫になり、とうとうガスケットを製作してみました。シリンダヘッドのガスケットは新品の持ち合わせがなないので、今回は再利用します。サークリップは手持ちがあり助かりました。

YSPで「あまり回転数をあげるな」とアドバイスを頂いています。ピストンを交換したわけでないし、今のリングはそんなに「ならし」に気を使わなくても良いが、一般論として500キロぐらいを目安に回転数を上げすぎないようにとのことです。